A型肝炎

オーラルセックスでも食べ物でも感染する!?A型肝炎ウイルス。

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A型肝炎とは、A型肝炎ウイルス(HAV)の感染が原因で起こる肝炎のことです。感染すると、だるさや食欲不振、吐き気、濃い色の尿が出る、体や白目が黄色っぽくなる黄疸などの症状があらわれます。

感染力が強く、性行為においては、オーラルセックスや、相手の肛門をなめることで感染するケースがあります。 A型肝炎ウイルスは感染した人の便に排出されるため、口から感染するのです。性行為以外では、A型肝炎ウイルスを持った飲食物を口にすることで感染し、日本では、魚介類の生食(特に牡蠣)により感染することが多いです。

症状が出るまで1ヶ月程度かかり、症状がない時でも、便にウイルスが出ている可能性があるので気をつけましょう。A型肝炎の症状が出ていると感じたら、内科(消化器科)を受診し、検査を受けてください。感染していると診断された場合ですが、治療薬はなく、安静にすることが治療法となります。 感染力が強いウイルスのため、感染した場合は、パートナーの検査も必要になります。
一般的には、2〜3ヶ月で自然治癒し、慢性化することはありません。ただし、ごくまれに、肝臓の炎症が非常に強くなり、肝細胞のほとんどが死んでしまうという劇症化をすることがあり、その場合、死に至ることがあります。

予防をするためには、肛門との直接の接触を防ぐためにコンドームを使うことが大切です。 また、かかったことのない人の場合は、ワクチンを用いた予防法もありますが、保険適用ではありません。