梅毒は最近患者数が増えている性感染症です。感染してから症状が出るまでが潜伏期、感染から3週間すると、感染したところにしこりができます。 しこりは何も治療しなくても自然に治まります。でも、それは治癒しているわけでは なく全身に広がっていきます。そして 3カ月後には全身にバラ疹と呼ばれる赤い発疹が出てきます。 その症状も治療しなくても自然に消失してしまい、3年後には全身の皮膚の下にしこりができ、10年後には血管に炎症を起こしたり、神経にマヒが出たりします。 症状に気付かない人も多いけど、非常に恐ろしい性感染症です。
感染の原因は、オーラルやアナルを含めたあらゆる性行為と、出産時に母親から感染する母子感染です。 母子感染の場合は生まれてくる子供が先天梅毒となってしまいます。体のどこかに傷があるとそこから体内に侵入するので注意が必要です。また、感染者が妊娠した場合も、産まれてくる子どもは先天梅毒にもなってしまいます。
そして今、梅毒が20代で流行中。静かに悪化していくため、自分でも気づかぬまま他人に感染させている場合も多いので、注意してください。非常に恐ろしい性感染症だけど、ペニシリンという抗生物質を飲むことで治療ができます。完治もできるけど、検査をしないことには、感染しているかどうかがわかりません。
あなたのためにも、大切なパートナーのためにも、医療機関で検査をしましょう。
