ライフプラン

ライフプランを、書いてみよう。

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あなたは、自分の人生について考えたことはありますか?自分の人生において何に価値をおくかは、人によってさまざまです。仕事を大事にしたい人もいれば、自分が好きなことをとことん突き詰めたい人、出産や育児に価値を感じる人もいます。就職して結婚をして、子どもを持ちマイホームを買い、定年退職する…というような、誰にも当てはまるいわゆる「典型的な幸せ」があるわけではなく、幸せな人生の形は多様です。

ただ、「こうしなきゃいけない」という決まったレールがないということは、自分の人生に意識的になり、思う形を実現できるよう動くことが大切だということ。そのために、一度、自分にとって幸せな人生とはどういうものか、人生のどういうところに価値を置くのかという、ライフプランを考えてみるのもいいかもしれません。

ライフプランとは、自分がこれからの人生、どうなりたいのか、どんなことがしたいのか、将来の夢や希望を年齢ごとに考えてみる計画です。 20代、30代、40代、50代・・・仕事やプライベートにおいて、あなたはどんな人生を歩んでいたいですか?

ライフプランを考える上で、大きなライフイベントの一つに、妊娠、出産、育児があります。
子どもを持つかどうかということも、人それぞれ、考え方が違うものです。子どもを持たない自由もあります。里子や養子を育てるという選択肢もあります。ただ、もし、少しでも子どもを持つ(生殖する)可能性があるかもしれないと思うのであれば、「いつまで産めるのか」ということを考え、ライフプランを立ててみるといいかもしれません。さまざまな人生の選択肢がある中で、子どもを産むということにおいては、どうしても年齢の影響を受けるからです。これは女性に限ったことではなく、男性も同様です。不妊の原因の5割は男性といわれており、男女ともに、子どもを持つことをライフプランに組み込んでいる人は、妊娠、出産に関する知識をつけておくことが大切です。

また、残念なことに、今の日本は仕事をしながらの妊娠や出産、育児を行うことがなかなか難しかったり、同性カップルで親権を持つことができない社会。国の法律によって育児休業制度が定められていて、要件を満たせば誰もが育児休業制度の申し出ができ、会社は拒否できません。それにもかかわらず、「取りにくい」と感じている人もいて、そこには会社の法律違反や運営の失敗、ハラスメントなどの問題があります。そのため、仕事か出産、どちらかを選ばなければいけないと思う人も少なくありません。そうした場合は、組合や都道府県労働局雇用環境・均等部、労働基準監督署などに相談できます。

もちろん、その時々の自分の状況や考え方に応じて、ライフプランを柔軟に変更したり、作り直すことも大切です。

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よくある悩み

働く女性は何歳で出産すればいい?

妊娠を望む場合、「〇〇歳で産まなければいけない」というルールがあるわけではありませんが、一般に妊娠適齢期は20代だと言われています。「就職したばかりだけど」「重要なプロジェクトに携わっている」など悩めるタイミングは多々ありますが、妊娠していけないタイミング・年齢などありません。会社では、産休・育休はもちろん、他にも不妊治療や卵子凍結など出産や育児をサポートする制度を備えていることもあるので、制度について調べ、早い段階でライフプランを練っておくといいかもしれません。