妊娠適齢期ってなに?

妊娠はいつまでもできる?

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30.7歳。これは、日本で女性が第一子を出産する平均年齢です。(2017年「少子化社会対策白書」)。安全で効果的な避妊法が普及したことで、私たちは計画的に家族を作れるようになりました。そのおかげで、女性が勉強や仕事、趣味などに打ち込めて、自分らしく生きられる選択肢は広がっています。人生は一度きりですから、何でも挑戦した方がいいにきまっています。

もちろん、「いつか、子どもを持ちたい」と考えている人もいるでしょう。ただし、妊娠ができる年齢は限られていることは頭に入れておきましょう。妊娠、出産の適齢期は、医学的見地からは20代です。男性も35歳くらいから妊孕性は落ちてきます。

卵子の数は女性の加齢とともに減っていきます。さらに、数だけでなく、卵子の質も下がっていきます。また、35歳頃からは妊娠率が下がるだけでなく、流産や妊娠合併症の比率が高くなっていきます。自然流産の確率が30〜34歳までが10%に対して、35〜39歳は20.7%に上昇するデータもあるほど。また、普通に生理が来ていてもいろんな症状が隠れている場合があります。生理痛があって当たり前だと思っていたら「子宮内膜症」が存在していた、とか、自分では普通と思っていた月経量が、実は多く(過多月経)て貧血があり、その原因は「子宮筋腫」であった、とか、周期はきちんときていて軽い生理だと思っていたら、「無排卵月経」だった、など。もし、あなたが女性で、どうしても2人の子供を望むのであれば27歳くらいから妊活を意識した方がいいかもしれません。
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「男性はそこまで深刻じゃないよね」なんて、思っていませんか?それは大きな間違いです!100人に1人が無精子症、ともいわれており、不妊の原因が男性にある可能性もあるのです。 その場合、自然妊娠は望めません。さらに、父親の年齢が40歳を超えて高齢になると、流産や遺伝性疾患のリスクが高まるといわれています。

妊娠適齢期は、男性にとっても女性にとっても、仕事も遊びも楽しく、キャリアアップを目指す年頃。もちろん子どもを持つ、持たないはあなたの自由で、人から指図されることはありません。しかし、妊娠適齢期があることを理解した上で、今から自分なりのプランを考えておくと、いいかもしれません。
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よくある悩み

将来子供が欲しいけれど何才まで産める?

医学的見地からみると、妊娠・出産の適齢期は20代です。男性も35歳くらいから妊孕性は落ちてきます。35歳頃から妊娠率が下がり、流産や妊娠合併症の比率が高くなっていきます。自然流産の確率は30〜34歳までが10%。35〜39歳では20.7%にあがると言われています。したがって、自分は何歳までに何人子どもがほしいのかということを考えて、逆算してみると妊活の目安になるかもしれません。ただし、このことにも個人差があります。女性の場合、閉経していない期間に避妊をしないセックスをすれば妊娠の可能性があります。40代以上で出産している人もいます。若くてもなかなか妊娠に至らない人もいます。安定した月経周期など、基本的な健康管理も重要になります。気になる場合は、お医者さんに相談してみてもいいかもしれません。