HPV

セックス経験者の半数近くが感染する?ヒトパピローマウイルスとその危険。

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HPVとは、ヒトパピローマウイルスのこと。長くて覚えづらい名前だけれど、STIの中では一般的なウイルス。性交経験者の半分近くが感染しているともいわれています。

HPVは100種類以上の型がありますが、性感染症として注意すべきなのは、まず、コンジローマの原因であるHPV6または11型です。コンジローマとは性器や肛門など感染した部位にカリフラワー状のイボを作る感染症です。ほとんどの場合、かゆみや痛みなどの症状は出てきません。感染から3週~8カ月(平均3カ月)程度でイボができ、徐々に数も増えてきます。
治療は塗り薬で徐々に小さくする方法と手術でイボを切る方法があります。コンジローマは自覚症状が少なく小さいうちは見つけにくいですが、常に性器を見て徐々に大きくなるイボがあれば泌尿器科または産婦人科に相談しましょう。

また、子宮頸がんの原因ウイルスの中でも、特に16型と18型ががんに発展する可能性が高く、そのスピードも速いといわれています。この2つの型が含まれたHPVワクチンが小学校6年生から高校1年生までの女子を対象に公費で受けられる定期接種になっているのですが、国は積極的推奨を止めたままでいます。HPVワクチンは100%子宮頸がんを防げるわけではありませんが、国際機関や学会からもその有効性を認めれています。

多くの女性がセックスなどで一度はHPVに感染しますが、そのほとんどは、自分の免疫力でウイルスを抑え込むことができます。しかし、約1割の人は感染が持続し、5~10年という年月を経て、子宮頸がんへ進行していくとされています。そのため、定期的に検診を受けていれば、がんになる前の段階で発見されて治療ができるのです。
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よくある悩み

ワクチンの副作用ってコワイ?

副作用の心配は「ゼロ」ではありません。子宮頸がんワクチンの副作用は一時期ニュースでも話題になりましたね。ただ、その報道によって、ワクチン=危険という印象が強く残ったかもしれません。実際にはワクチンによる副作用が起きるケースは非常に稀であること、またその原因が本当にワクチンにあったかどうか不明なこともあります。ワクチンの副作用と同時に、ワクチンを選ばなかった時のリスクについても考える必要があります。どちらがいいとは一概に言えません。難しい問題ですが、信頼できる情報(根拠がしっかりした情報)に辿り着くことがとても重要です。インターネットは情報の海です。広い海の中で自分一人でそういった情報を見つけ出すのはとても困難です。このサイトの情報を参考にして信頼できる情報源をみつけたり、情報の信頼度を判断する力を身につけてください。その選択があなたの命に関わることだから。