分娩

出産・分娩について知ろう。

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出産の仕方は、妊婦さんの考えや、出産時の状況などにより、さまざまです。

会陰切開とは
分娩前にあらかじめ会陰を小さく切開しておくこと。分娩時に会陰が裂傷することを防ぎ、分娩時間を短縮して、母体と赤ちゃんの安全を確保する目的があります。過去には全員に対して行なっていた時代もありましたが、最近では、それぞれの会陰の状態や分娩経過などに応じて必要かどうかを判断したり、事前に妊婦さんの意思を確認することが不可欠です。ただ、会陰切開をしないと希望しても、赤ちゃんや母体の救命のために行わざるを得ないことがあります。そうした緊急時には、改めて妊婦さんに説明をする余裕がなく、思い通りにならないこともあります。

無痛分娩とは
麻酔を使って陣痛の痛みを和らげながら出産する分娩を、無痛分娩といいます。日本で無痛分娩を選ぶ人は、欧米諸国に比べて少ないのが特徴です。日本産科麻酔学会のホームページにあるデータによると(「無痛分娩Q&A」)、日本の硬膜外無痛分娩※率は6.1%。その一方、アメリカ73.1%、フランス82.2%、イギリス60%、フィンランド89%となっています。
※硬膜外鎮痛法による、最も一般的な無痛分娩

その理由としては、無痛分娩を担当する麻酔科医を常時配置するのが困難であることや、無痛分娩ができる施設が少ないこと、費用が高額なケースが少なくないことが考えられます。また、“痛みに耐えて産んでこそ赤ちゃんへの愛情が生まれる”“無痛分娩は甘えである”などの考え方をする人がまだまだいることも、影響を及ぼしています。出産時の痛みと愛情の関係に、医学的な根拠などまったくありませんし、体制の整った施設での無痛分娩は安全です。少しずつですが無痛分娩を選ぶ人の割合は増加しています。

途上国での出産リスクについて
WHOが2018年に発表したレポートによると、 日本の妊産婦死亡率は10万人あたり5人。世界の中でもノルウェーやスペイン、スイスと並び死亡率が低い国のひとつです。 ただ、「お産は命がけ」という言葉のように、出産は妊婦さんが命を落とす危険がともなうものであることは間違いありません。

世界での妊産婦死亡率をみると、最もリスクの高い南スーダンで10万人に1150人(推定値)。その後にはサハラ以南のアフリカの国々が上位に並び、さらにアフリカの国々や南アジアの国々が続きます。その大きな原因として、衛生状況や栄養状態の悪さ、貧困や格差、女性の健康に対する意識の低さなどが挙げられます。出産前のケアや出産時、産後のケアを受ける費用が捻出できず、医療を受けられないこと。医学的知識を持つ専門技能者が付き添わない中で出産が行われるということも多くあるのです。
妊産婦の死亡率を減らすことは、SDGsのゴール3(ターゲット3.1)に掲げられています。

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よくある悩み

無痛分娩はいくらくらいかかるもの?

無痛分娩は通常の分娩費用の他に無痛分娩の管理料や麻酔料等がかかることもあり、一般的には自然分娩費用+5万円〜10万円くらいが相場だと言われています。施設によって様々ですので、早い段階でバースプランをたて、病院に問い合わせてみましょう。