より安全なセックス

コンドームの正しい付け方と
性感染症の防ぎ方。

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STIとは、Sexually Transmitted Infectionsの略称で、性感染症のことを指します。性感染症予防をするうえで一番確実なのは、腟性交や口腔性交(オーラルセックス=フェラチオ、クンニリングス、リミング)、肛門性交(アナルセックス)など、セックス=性行為をしないこと。
セックスをするのであれば、性感染症を予防する確かな方法を知っておく必要があります。

私たちにできる確実な予防法は、セックスをする時にコンドームを使うことです。 お互いの性器の粘膜に精液や腟分泌液が接触することを防いだり、小さな傷ができるのを防ぎます。腟性交の場合はもちろん、オーラルセックス(口腔性交)や、アナルセックス(肛門性交)の時も、必ず使うようにしてください。
コンドームを正しく使うことも重要です。傷つけないように袋から出し、裏表を確認してから、勃起したペニスに装着します。表面を上にして亀頭の上に置き、先端の精液が溜まる部分を軽くおさえて空気を抜きながらかぶせて、ゆっくり両手の指で降ろしてください。射精後にも注意が必要で、射精したらすぐにコンドームの根元をおさえながら、精液が漏れないように気をつけてペニスを引き抜きましょう。
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気をつけていても、コンドームが破れたり、ペニスとコンドームの大きさが合っていなかったら外れたりすることがあります。その時は、体についた体液をすみやかに洗い流すことが大切です。また、コンドームを袋のまま財布やカバンに入れていると中身が傷つき破損する可能性が高まるため、コンドームを守るよう、持ち運ぶときはハードケースを利用してください。

信頼できるパートナーとだけセックスをすることも大切です。 性感染症は自覚症状を感じづらい病気であり、不特定多数と関係を持つことで、感染の可能性は高くなります。お互いが感染していないことを確実に確認できる相手に限ることも感染の予防につながります。検査を受けて、自分が感染していないかを調べておくことも、自分とパートナーの体のために大事なことです。また、真剣に付き合っている相手だとしても、「コンドームを使いたくない」と言われたり、自分が言うことだってあるかもしれません。そういう状況を避けるためには、セックスの直前ではなく普段から話し合いや確認をしておくことが必要です。セックスの途中で言われた時には、やめることも大切です。

ほかにも、セックスの前後にシャワーを浴びて体を清潔にしておくこと、セックスをする前には爪を短く切っておき、相手の体やコンドームなどを傷つけないようにすること(爪を切ってすぐは傷つけやすいので直前に切るのは避ける)なども意識しましょう。

また、性感染症はキスだけで感染するものもあります。 性器ヘルペス、口唇ヘルペス、B型肝炎、咽頭クラミジア、咽頭淋病、マイコプラズマ感染症、ウレアプラズマ感染症などが挙げられます。性器と口が接するオーラルセックスをすることで、性器から口へ、そして口から口へと感染してしまうことがあります。それを防ぐためにも、セックスをする時にはきちんと性感染症予防を行いましょう。
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