出産にはこんなことが待っている

出産のイメトレをしてみよう。

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妊娠をしてから出産を迎えるまでの10ヶ月は、きっと、ドキドキ&ワクワクの連続になるはずです。

いつも以上に体を大切に。食事の栄養バランスとヨガや水泳などの適度な運動がいいです。そしてガマンをせず、リラックスして過ごしましょう。言うまでもなく、タバコとお酒はNG!薬も影響を与えるものが多いので、服用前に必ず医師と薬剤師に相談してください。

妊娠期間は、12週単位で3つの期間に振り分けられます。
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妊娠初期

まずは12週(3ヶ月)目までの初期の様子を見ていきましょう。4週目頃、妊娠検査薬の陽性反応によって、おめでたに気づく人が多いはずです。ただ、着床していない子宮外妊娠の可能性もあります。5週目からはエコーで確認ができるように。

7週目を過ぎると心臓、外耳や眼、肝臓、上唇が形成を始めます。といっても、まだ胚と呼ばれる状態で性別もありません。

9週目以降に胎児へと進化し、子宮内で動けるようにもなります。同時に、へその緒も発達して胎盤と子宮壁をつなぎます。さらには、手足の指から水かきが消えて骨も作られる。男女が決まるのもこの頃です。ホルモンバランスや体の変化によって、妊婦さん自身は、ツワリや疲労感、乳房の張り、頻尿などで絶不調かもしれません。

そして、この時期に気をつけたいのが、流産です。妊娠がストップしてしまった10人中8人が、この時期だというデータもあります。受精卵の染色体異常のように、さまざまな原因があり、解明は難しいのが実情。感染症や大けがも引き金にもなるので用心をしましょう。
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妊娠中期

そうして無事に15週目を越えたら中期になります。胸やけや便秘に煩わされているかもだけど、ツワリはだいぶラクになっているはず。お腹の中で赤ちゃんは15cmくらいまで急成長!女の子の場合は卵巣で数十万個の卵が誕生しています。そして、胎動も感じられるように。想像しただけでワクワクしますね。
21週目からは骨髄では血液細胞も作られ、聴診器を当てると鼓動だって確認できます。23週目〜26週目は眉毛やまつ毛も生え揃います。27週目あたりには25cmほどに成長。

妊娠後期

続いて、28週目からは後期となります。お腹の中ですくすくと育つため、体重も増えます。男の子は30週を迎えて精巣が陰嚢へと下降し、生殖器が完成します。33週目になると羊水が見え、光を浴びると瞳孔も開く。37週には子宮の中で下がりながら、外界へと飛び出す準備をじょじょに進めます。そして、40週目、やっと会えるのです。

産後

赤ちゃんと過ごし始めて2〜3日目、いきなり悲しみや不安に襲われることも少なくありません。人生最大の幸せに包まれているはずなのになぜ!?私は変なの!?と思うかもしれませんが、大丈夫。それは、マタニティブルーというものでホルモンバランスの変動で、気分の波が出るのです。2〜3日で落ち着くのでご安心を。

よくある悩み

出産が痛そうで怖いです

映画やドラマの出産シーンを見ると、こんな痛そうな思いするのはコワイ!と思いますよね。出産と聞くと、分娩台の上で仰向けで産む姿のイメージがあるかもしれませんが、実はそれは妊婦さんにはとっても苦しい体位。妊婦さん自身が好きな体位で痛みを緩和しながら出産する「アクティブバース」を選択することもできます。また、痛みのもとになるのが会陰切開や陣痛促進剤。実際、これらは出産時間のコントロールのために使う病院が多く、WHOのガイドラインでは、どちらも不要だし、むしろ妊産婦に危険ということを勧告しています。病院まかせ、医者まかせの出産ではなく、自分が主体的にどんなお産にしたいかを考え、「痛いだけの出産」ではなく「自分らしい出産」を選択してください。