20歳を過ぎたら、年に1度は婦人科検診を受けましょう。今、若い女性に増加している子宮頸がんの検診だけでなく、生理痛やPMS、生理不順などの月経トラブル、避妊の相談やHPVワクチンの接種、場所によっては乳がん検診まで受けられるところもあります。
健康状態に加え、月経周期や不正出血、月経痛の有無、おりものなどの問診があります。女性のデリケートな部分ではありますが、個人情報は保護されますので、恥ずかしがらずにきちんと答えましょう!
もし、あなたの答えた問診の中で、婦人科疾患の疑いがある場合、婦人科受診の勧奨を受けます。診察で必要があれば内診があります。事前に性交経験の有無を聞かれますが、もちろん性交経験がなくても受けられます。 おりものの状態や超音波検査(経腟、もしくは経直腸的)で子宮や卵巣の状態をチェックします。多少の圧迫感を抱くこともありますが、痛みはほとんどありません。 リラックスして受けましょう。
また、女性特有の症状以外にもSTI(性感染症)検査も行えます。いま若い女性に多いクラジミア感染症、梅毒などに罹患していないかを検査してもらうこともできます。
婦人科は、女性として大切な場所を診てくれるところ。自分の心身の状態を把握して、対処する術を教えてもらえます。ぜひ、かかりつけ医を持っておきましょう。